家を売るために知っておきたいこと その1 第一印象
ここでは、ニュージーランドで家を売るにあたってのポイントをご案内させていただきます。
まず、通りの向こうまで行って、ご自身の家をじっくり時間をかけて観察してみてください。家を売るにあたって最も大切なことは、可能な限り多くのバイヤー候補に、家を見てもらうことにあります。そして多くのバイヤーは、第一印象で家の価値を推測します。
家はベストの状態ですか?垣根の手入れは行き届いていますか?芝はきちんと刈られているでしょうか?
第一印象は、人の心に長く残るものですよ。
売る前に知っておきたいこと その2 家をきれいに
日々のごたごたで、身近なことほど、目に入らなくなるということはありませんか?ところがバイヤーは違います。家を買うかどうかの見学ともなれば、あなたの家の隅々まで仔細に点検することでしょう。部屋の隅のカビを見つけ、この家は湿気の多い家だと判断されたくないですよね。
家を売るなら、まず大掃除!そしてキャンペーン期間中(家を売りに出し、見学者が常に来る可能性のある期間中)は、常にきれいで清潔な状態がキープできるようにしましょう。
売る前に知っておきたいこと その3 空間をつくる
家を売るにあたって最も大切なポイントの一つが空間づくりです。これを機にガラクタは処分しましょう。使わなくなったおもちゃや不要な衣服、家具などは思い切って処分することをおすすめします。大切なものなら、家を売りに出している期間だけでも倉庫に預けたり、お友達やご親戚などに一時的に保管させてもらうなどしましょう。
物であふれかえっているお家は、バイヤーに「小さな家」という印象を持たせてしまいます。
何もない空間が大きければ大きいほど、広々とした家の印象を与えることができます。
できることなら、テーブルや長椅子、ドレッサーなども置かず、スタイリッシュな小物やオーナメントを飾り空間を演出してみましょう。
これだけで、あなたの家は今の2倍の収納スペースがあるように感じられます。
売る前に知っておきたいこと その4 細々した仕事
細々とした事柄にも、目を配りましょう。壊れているドアノブはありませんか?閉まらない窓や、窓ガラスのひび割れなど、ないでしょうか?ペイントが剥げている個所もないか、家の内外もよくチェックしてみてください。
バイヤーの中には、手入れの行き届いていない些細な欠陥を氷山の一角ではと考え、この家は他にどんな問題を抱えているのだろうと考える人もいます。
小さなことと見過ごさず、天井のペンキを塗り直す、デッキを拡張する、腐食した窓枠を新しくする、街灯を取り付けるなどしてみてはいかがでしょう?
ちょっとした努力を重ねることで、お家が見違えるようにきれいになっていくはずです。
何をどうして良いのかわからないということでしたら、ぜひこちらまでご相談ください。
家を売る前に知っておきたいこと その5 バイヤーの立場になって考える
悪く思わないでくださいね…
ただ、バイヤーの立場で考えてみてください。バイヤーがあなたの家を見て、ここが自分の家になるということが想像できないと、お話になりません。
そのためには、そこに他人の生活を垣間見せないという努力も必要になってきます。個人的な写真やリビングに飾られた子供の工作、10年前の賞状などは、常にここが誰の家かということを語り続けます。
こういった個人的なものは、しばらくの間だけでもどこかにしまっておきましょう。バイヤーに、ここが自分の家だったらとイメージしやすくしてあげるためです。
ホームステージング、つまり家を舞台と見立てて、演出してみてください。
それが、あなたの家の価値を上げることにもなるのです。
多くのバイヤーは、まったく家具の置かれていない空の家を見てもまた、イメージを沸かしにくいものです。まったくなにもない空間は、かえってその場所を小さく見せてしまうこともあります。
それ故に、ホームステージングは大切なことなのです。
ホームステージングにかかる費用は、家が売れずに余儀なくされる値下げ価格より、ずっと少なくてすみます。投資だと思って、努力を惜しまないでください。
それが結局は、より早く、より好ましい価格で家を売る近道となることでしょう。